🏖️ ビーチクラブとはいったい何なのか
ビーチクラブは、海辺のリゾート空間をワンストップで楽しむ“大人のプレイグラウンド”です。プール、バー、ラウンジ、レストラン、音楽イベント、アクティビティが揃い、ビーチで過ごす時間を格別なものに演出します。単なる海水浴場やホテルのビーチとは違い、“社交×リラックス×エンタメ”が融合した新しいライフスタイルスポットです。

🌅 ビーチクラブの発祥
ビーチクラブの起源は1960年代のヨーロッパ、スペイン・イビサ島やフランス・コートダジュールに遡ります。当時、海辺でプライベートパーティを開く富裕層やアーティストたちが、昼は海風を感じ、夜はDJの音に身を任せる文化を楽しんでいました。1972年にイビサ島で開かれた「サンセットパーティ」が大成功を収めた後、翌年には会場をプライベートビーチに移し、正式に“ビーチクラブ”として営業を開始したのが最初とされています。

※当時のDJが即興でかけたレコードがヒットし、翌日には島中から人が押し寄せたという伝説が残っています。
❓ ビーチクラブが生まれた理由
それまでは「公共ビーチ」と「ホテルのプライベートビーチ」に二分されていた海辺の楽しみ方。しかし、もっと自由度が高く、安全で快適に過ごせる“開放的な社交場”が求められていました。そこで以下のニーズを満たす場としてビーチクラブが誕生したのです。
- 砂を気にせず水遊びできるプールエリア
- 多彩なドリンク&フードを提供するバー/レストラン
- 世界的DJや生演奏による音楽イベント
- SUPやヨガなどのアクティビティプログラム
🎉 ビーチクラブでの過ごし方
ビーチクラブでは大きく分けて3つの楽しみ方があります。
- デイタイムリラックス:プールサイドのサンラウンジャーで読書や昼寝。
- アクティビティ体験:SUP、ビーチヨガ、シュノーケリングなど海と触れ合う。
- サンセット&ナイトパーティ:夕暮れからDJイベントやカクテルタイム。

※体験談:先日、バリ島の某クラブでSUPヨガに挑戦し、その後プールサイドで寝落ち…と思いきや、サンセットの音楽で目覚め、一躍クラブのムードメーカーになったことも!
⏳ ビーチクラブの滞在プラン
平均滞在時間は6~8時間程度ですが、その日の気分や天候に合わせて自由自在に滞在することができます。バリ島のビーチクラブらしい風を感じながら、よくあるタイムスケジュールを例として掲載しています。ご自身のスタイルや混雑状況に合わせて参考にどうぞ。
⏳ 2–4時間プラン
短時間でエッセンスをぎゅっと味わいたい方向け。午後の混雑を避けてスムーズに楽しめます。
- 14:00~14:15:到着・ウェルカムドリンク
- 14:15~15:15:プールサイドでスイム&サンベッドで日光浴
- 15:15~16:00:シーフードランチ(軽めのタパススタイルがおすすめ)
- 16:00~16:30:カクテル片手に夕暮れのビーチ散策
⏳ 4–6時間プラン
ランチもカクテルもアクティビティも余裕を持って楽しみたい方向けの定番プラン。
- 11:00~11:15:到着・ウェルカムシャンパン
- 11:15~12:30:プール&ウォータースポーツ(パドルボード体験など)
- 12:30~13:30:ビーチサイドランチ(ナシゴレンやシーフードBBQ)
- 13:30~15:00:スパメニュー(フットマッサージ等)またはヨガクラス
- 15:00~16:30:サンベッドでカクテル&読書タイム
- 16:30~17:30:サンセットカクテル&サンセットビーチ撮影
⏳ 6–8時間プラン
ゆったり過ごしつつ、アクティブもほどよく取り入れたい方に。朝~夕方の光をたっぷり満喫。
- 09:30~09:45:到着・モーニングドリンク(ココナッツウォーターなど)
- 09:45~11:00:インフィニティプール&ビーチヨガ
- 11:00~12:30:ブランチビュッフェ(地元食材たっぷり)
- 12:30~14:00:シーカヤックやシュノーケリング体験
- 14:00~15:30:スパ(ボディマッサージ)またはハンモックで昼寝
- 15:30~17:00:アフタヌーンティー&トロピカルカクテル
- 17:00~17:45:サンセットタイム(ビーチ沿いベストポジション確保)
⏳ 一日中プラン
朝から夜までフルコースで。バリの1日を余すところなく味わいたい方に。
- 08:30~08:45:到着・ウェルカムココナッツドリンク
- 08:45~10:15:朝ヨガ&インフィニティプール
- 10:15~11:45:ビュッフェブランチ(バリ伝統料理も)
- 11:45~13:30:ビーチバレーやパドルボード
- 13:30~15:00:シーフードランチ&リラックスタイム
- 15:00~16:30:スパ(伝統的なルルール体験など)
- 16:30~18:00:サンセットカクテル&ライブミュージック
- 18:00~19:30:ディナー(シーフードBBQやインドネシアングリル)
- 19:30~21:00:ビーチクラブバーでナイトライフ体験
※混雑回避のコツ:午前中はビーチヨガ、午後はアフタヌーンティータイムを狙うとゆったり過ごせます。
💡 ビーチクラブを楽しむ前に押さえておきたい7つのポイント
- 営業状況のチェックはマスト!
まずは公式サイトやSNSで「営業中かどうか」をしっかり確認しましょう。とくにプライベートパーティーや貸切イベントが入っていると、普段はオープンしているはずのビーチクラブでもクローズしていることがあります。 - 特別イベントはチケット前売りが鉄則
大きなダンスパーティーやフェスティバルは、現地で当日券を買おうとするとかなり割高になることが多いです。余裕をもってオンラインで前売りチケットをゲットしておくと、出費も抑えられてスムーズです。 - 入場料に「飲食クレジット」が含まれている場合アリ
最近のビーチクラブでは、入場料にドリンクやフードで使えるクレジットがセットになっていることが増えています。「ただの入場料」じゃなく「お得なお食事チケット」だと思えば、予算管理もしやすいですね。 - セキュリティチェックで持ち物に注意!
ボトル入りの飲み物をはじめ、食べ物やドリンクのお持ち込みはNGのケースがほとんど。入場時に手荷物検査があるので、事前にバッグの中をすっきりさせておきましょう。 - ドレスコードはゆるめ?それとも厳しめ?
ほとんどのクラブで「Tシャツやタンクトップでアルコールブランドをアピールするのは禁止」というルールがあります。さらに、午後4時以降はサンダルやスリッパもNG、というところも。男女でルールがちょっと違う場合もあるので、行く前にドレスコードを要チェック! - セキュリティ検査はバッグ全般が対象
バックパック、ショッピングバッグ、ハンドバッグなど、手荷物はすべて中身をチェックされると思っておいたほうが安心です。スムーズに通過するために、貴重品は取り出しやすい場所に入れておくと◎。 - 絶景のデイベッドは予約必須
ビーチクラブで一番人気なのが「日没時にベストポジションでリラックスできるデイベッド」。これを狙うなら、早めに予約を入れておきましょう。当日取れる保証はほとんどないので、ご注意を!
※あるクラブで初めてビーチクラブ体験をした私。予約なしで飛び込んだら満席…隣の席の欧米人に声をかけてもらい、シェアラウンジャーで一緒に乾杯したのが今も笑い話です。
⚠️ どんなことに気を付ければよいか
- 日焼け対策(サンオイル&アフターサンローション)
- 貴重品管理(防水ポーチやロッカー利用)
- 飲酒コントロール(アルコール提供が多いので水分補給も)
- 服装確認(ドレスコードや露出度のルール)
- 天候チェック(スコール時の雨宿りスポット把握)
※急なスコールで屋根付きエリアに避難し、バリコーヒーをすすりながら雨音を楽しんだのもビーチクラブならではの思い出です。